マキさんのドラクエ総合大学

国民的RPGドラゴンクエストの 「楽しい」の向こう側をさぐりに行く総合研究所です。
ストーリー・人物の研究、
オンラインゲームドラクエ10の社会的な考察も。

砂漠の国の哲人たち


ドラゴンクエスト3に、イシスという国があります。

ドラクエ3の世界は現実の世界地図を模して作られていて、イシスはアフリカ大陸に位置する、砂漠とオアシスにかこまれた国です。

イシスには女王さまがいます。
勇者一行が謁見しに行くと、女王ははじめましてのごあいさつもせずに開口一番、自分の美しさにたいする自慢のような愚痴のような独り言を言い始めます。

「みなが わたしを ほめたたえる。
でも、ひとときの美しさなど、何になりましょう」


さしかえ
画像:熱血ゲームTV/Nekketsu Game TV
https://www.youtube.com/user/920029kun/


ほかの国の王さまたちはたいてい、
「おお勇者よ、よくぞまいった!」とかそれっぽい挨拶をしてくれるのに比べて、彼女のコレはただの独り言。
トゥイートなのです。


じぶんの美しさを嘆くふりをして、実は「私かわいいでしょう?」とじまんするこの手口…。
「はぁ私まじブスすぎてつらたん★」と自撮りをアップする女子たちのように、かすかないらだちとおかしみを我々に与えてくれる名ゼリフでございます。


ファミコン版にはありませんが、リメイク版では女王さまのセリフが追加されておりますので、彼女の思想にいっそう近づくことが叶います。

「すがたかたち ではなく、 美しい心を おもちなさい。心には シワは できませんわ」

さしかえ2
画像:レトロゲームチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC9RyBvgdAgo6TreIs6jH7PA/videos


ふむなるほど…

ご自身の美しさを嘆くあの発言は、自慢からではなく、外見よりも心の美しさこそが重要だ、というお考えからだったのですね。


金銭や地位、評判といったかりそめの欲にとらわれることなく、人として優れた心を持ってより善く生きよう、とする態度は、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの思想に近いものがあります。

ソクラテスは、当時戦争に敗れ、勝手気ままにそれぞれの権利欲や金銭欲をみたそうとしていたアテネの人々を批判し、自分の心を正しく、豊かにしようと努めることが哲学の目的だと語りました。

ハハーっ。
女王さまの含蓄豊かなありがたきお言葉を、勝手にうすっぺらく誤解していたわたしの心こそブスです。
「はぁもうブスすぎて無理www」です。
ちょっと滝に打たれて来ます!



えーさて、イシスのお城をおいとまし、町のほうへ下ってゆきますと、またしてもおかしな電波を発する人物に出会います。

昼ソクラス

2階建ての家に1人で暮らしているソクラスさん。
さきほどの、実在した哲学者ソクラテスに名まえが似ていることからして、すげえ嫌な予感がします。

はたして彼に話しかけると、「夜になるのを待っている」といいます。


ほう…
夜になるとなんかたのしーことあるんかい?
2階でヒミツの酒池肉林ウフフパーティでもやるのかい?と期待し、夜にもう一度会いに来てみることにします。


夜クラス

するとソクラスさん、
こんどは「夜が明けるのを待っている」と言うのです。

なんや自分、おかしなこと言うなあ、と首を傾げつつ街へ出ると、神父さんが彼を評してこう言います。


キャプチャわらえまい

誰もソクラスのことを、呆けたやつ、などと嗤うことはできない。
人生とは結局、ああいうものなのではないだろうかと。

このソクラスさんはドラクエ3のメインストーリーとは一切関わりがなく、この発言も、これだけ示唆的でありながら、何らかの謎解きのヒントになるというものではありません。

またドラ10とは違い、3では単なる町人のひとりひとりに名まえがついているということもありませんでした。
ソクラスさんは、あきらかに特別なのです。


ブログその他のネット情報においては、このソクラスに関して、「永遠にないものねだりをしてしまう人間の姿」を表現したものとの見方が有力なようです。

なるほどたしかに…。
わたしたちは安西先生が舵を握れば「やっぱりりっきーがよかった」と言ってみたり、念願の顔アイコン改良がなされれば「2Dのほうが可愛かった」と言ったりして、いつだってつぎつぎに不満点をみつけだしてはゴニョゴニョしてしまうものですねぇ。


ですが、子どものころはじめてイシスの街でソクラスさんに会ったわたしは、彼の発言に対して、また別の印象を抱いていました。

「理由はよくわからないけれど、このひとは、ここにいることがつらいのかな?」と思ったのです。

朝日が昇るたびに夜の訪れを待ち、夜がくればこんどはその夜が終わるのを、部屋の中でただじっと座して待つ…。


ソクラスさんの姿をみているとなんだか、まるで彼が人生そのものに耐え忍んでいるような、早く時が過ぎてすべてが終わってくれるのを待ち望んでいるような、そんな悲しいすがたが見えた気がしたのです。

と、ここでは書きましたが、当時のわたしはまだ子どもだったので、こんなふうに明確にその印象を説明することはできませんでした。

自分自身のこの解釈を、はっきりと理解できるようになったのは、大人になって就職して、数年たったある日のできごとがきっかけでした。


その日、会社の同期があつまる飲み会がありました。
会社は同じだけど別の支社で働いている同期たちにも、ひさしぶりに会うことができました。


その中の一人に、研修で一緒になって以来で、約2年ぶりに顔を合わせる同期がいました。
彼は直属の上司とソリが合わなかったことが原因で、部内で孤立してしまい、もう会社をやめてしまいたいくらい居心地の悪い思いをしている、と話してくれました。

会社では一日中、まるで針のムシロに座らされているようで、つらくてつらくてたまらないと彼は言い、そして自分自身の毎日をこう表現したのです。

「おれはまるで、夜が来るのを待つためだけに会社に行っているようなものだよ。
毎日毎日それを繰り返し、週末が来るのをただひたすら待っているだけだ」


彼の悩み事を聞いている場面にもかかわらず、子どものころ遊んだドラクエのことなんぞ思い出してしまう自分のゲーム脳にちょっとした恐怖をかんじながらも、そのときわたしは思いました。
「ああこれだ、あのときソクラスから感じた悲しいイメージはこれと同じだ」と。


彼はその後、会社をやめて法科大学院に入りなおしたと聞きました。

日々のあまりの辛さに、早く夜が来てほしい、早く一週間が終わってほしい、と毎日泣いていた悲しいソクラス。

彼がそれにさよならして、今までの会社人生になかったものを求めにゆく、ワガママなソクラスに生まれ変われたのなら。

ああ、よかったなあ、と思ったのでした。


参考文献
『もういちど読む山川哲学』
2015年 山川出版社

『哲学用語図鑑』
2015年 プレジデント社

参考サイト
「DQ大辞典を作ろうぜ」
https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/ ほか



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ウェディ男は深い河のほとり

いやっほう、マキ学長です
みなさんごきげんいかが
バイブスあがってるー?


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学長がドラ10で使っているメインキャラクターは、もちろんこの、エルフのマキさんなんですが

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じつはこのひと、プレイ開始当初は、いなかったんです。

ドラ10Wii U版をてにいれて、わたしが初めて作ったキャラクターはウェディ男性でした。

数日間ウェディ男でプレイしたわたし、なんと一週間も持たずにこのキャラを放棄してしまいます。

それはなぜだったかと思い起してみますと…
「男性になることができなかったから」と言えます。

今までのドラクエ作品をプレイしてきた歴戦女子ーズのみなさんなら、きっと「それ、わかる!」って方もおられるのではないでしょうか。

いままでのドラクエで勇者(主人公)といえば男だった、だからわたしは10でも迷うことなく男性キャラを選んだんですね。

おそらくは、自分のキャラクターへの感情移入度というか、憑依ぐあいというのは、人によってかなり差があるものと思います。

マキさんはですね、よくも悪くも、子どもの頃から感受性のカタマリであるせいか、ゲームのキャラクターにもそれはそれは強く乗り移ってしまう性質があります。
大好きなドラクエであれば、それはなおのこと。

プレイ開始数日で、わたしはウェディ男、というか、男として生きていくことに限界を感じました。

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違う、違う、
これ、わたしじゃない!

バーチャル世界でのこととはいえ、それはわたしが生まれて初めて体験したアイデンティティの混乱でした。

なぜだろう?
ドラクエ9までは男性主人公を操作しても、違和感なんてちぃとも感じなかった。
なぜ、10では男として生きられないのだろう?

答えはすぐにでました。
ひとえに、男性として他者と関わり合うことへの抵抗が、この居心地の悪さを生み出していました。

ドラゴンクエストがオンラインに進化したことで、主人公(わたし)は自分の物語を進めることだけではなく、周囲にいる他人との関わりをもたざるをえなくなりました。

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ドラ10は初めてのオンラインゲームでしたが、そのこと自体には、今思えばそれほど抵抗はありませんでした。

だけど、男性として誰かと会い、誰かと言葉を交わし、誰かとともに戦う……それはわたしにとってものすごく余計なエネルギーを要することであり、なんかもうゲームを楽しんでるっていう感覚すら失われるような、おそろしく居心地の悪い時間でした。

いったん、「この姿、なんだか、イヤだな」と思うと、あとからあとから色んなことが気になってきました。
ウェディの猫背だとか、両手を大きく振るような歩き方だとか、片肘をつく座り方だとか、いろんなお行儀のよくない男性設定も、わたしはだんだんしんどくなってきました。

「わたし、こんなこと、しないもん…」
しだいにそういう思いが強くなっていき、ウェディ男でいる自分が不可解なような、きらいなような、なんとも表現しがたいいらいらした気持ちになりました。

あ、もちろん、
ウェディがダメなんじゃないですよ。
ウェディ男はとてもかっこいいです。
だけどその中に自分が入ることが、どうしても気持ち悪かった。
このすがたで周囲と接することが、どうにもがまんができなかった。


ストーリーを結構進めてしまったので迷いましたが、けっきょくエルフの女の子を作り直して再スタートしました。
それが今のマキさんです。

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エル子キャラに変えてからは、実の自分を大きく上回るかわいらしさにもまじめっぽさにもわたくし大変満足して、その後は迷うことなく冒険を進められました。
ドレスアップや美容院も、そして仲間とのコミュニケーションも、自然にたのしめるようになりました。

その時思ったのは、
「性別って、自分ひとりでいるときにはあまり考えることがないけれど、社会との関わりが生まれた途端、強く自覚するものなのかもしれないなあ」ということでした。

他者との関わりのない次元においては、わたしの場合はですが、男勇者であることも、男の装備を着ることも、美しいお姫様を抱き上げることにも抵抗がなかった。
それがドラクエ10になったとたん、「そんなことできないよーっ!」へと激変したのですから。

キャラクターへの感情移入度合というのも、いつか別の記事でもっと深く研究したいなあと思っているところです。
今ちょっと考えているのは、自キャラへの感情移入度と、ゲーム内で人を好きになる性質、いわゆる「恋愛脳」の間には、もしかしたらちょっとした相関関係があるのではないかということです。
まだ研究がまとまっていないので、いつかの機会にブログに書きたいなと思っています。




さて、話が変わりますが、
大学時代の友人で、
「わたしはぜったい日本人ではない」と言い続けていた女の子がいました。

その子は同じバイトをしていた女の子。
色白の扁平な顔で東北の方言をしゃべる、どっからどーみても日本人でしたが、なんかしらんけど自分のことを「インド人だ」とずっと言い張っていました。

聞けば生物学的にも完全なる日本人なのですが、どういうわけか「わたしは自分が日本人だと思うと、気が狂いそうなの!わたしのいるべき場所は絶対にインドなの!」と言っていつも周囲をびびらせていました。

彼女は大学3年の夏休みに、念願のインドへ、自分のルーツを取り戻す旅に出ました。
デリーから入国し、ヒンドゥーの聖地バラナシでガンジス川に身を浸し、カルカッタの雑踏に呼吸のしやすさを感じた彼女は、その混沌の中に姿を消しました。

大学へ退学届けも出さず、バイトの店長に連絡することもないまま、彼女はもう二度と、日本に帰ってくることがなかったのです。

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彼女もまた、「日本人である自分」に、言い表しようのない気持ち悪さを感じていたのでしょうか。

バラナシのガンジス河岸は、火葬された人々の遺灰が撒かれることで有名なエリアです。
人々はさらにその中で身体を洗ったり、ゴミをすてたりもしています。
人間のありとあらゆる所業の終着点のようなその川は、想像を絶するようなものすごい臭いを放っているといいます。

人いきれと臭気のごった煮のような川のただ中で、ここがわたしの場所だ、紛れもない、これがわたしだ、そう言える場所を、きっと彼女は見つけたのでしょう。

心の性別や、心のふるさととしての国籍。
生まれつき自分にあたえられたそれらとの矛盾に苦しんでいる方がたというのが、世の中にはいますね。

その人たちは、もしかしたら、
わたしがウェディ男性として過ごした時間のような、「なんと言い表してよいかわからない、だけどとてつもなく耐え難い気持ち悪さ」を、長い長い間ずっと、味わい続けているのでしょうか。
むろん、わたしが体験した感情なんかよりもずっと根深く、ずっと複雑な問題をはらみながら。

ちょっとだけそんなことを思いました。
そしてそれは、とても苦しいことなんだろうな、と思いました。




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愛を以て学生けいじ板を閉じる。


みなさんどうもです、マキ学長です。


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このブログは、ドラクエのことをいろいろな角度から研究しようよ、という気持ちから、大学というていでお送りしております。

大学だもの、
いつだって自由なディスカッションの場を!
とわたしは思っていて、当大学の学生けいじ板(コメントらん)はいつでも、どんなかたでも書き込んでいただけるようにしていました。

でも、
なかなか学長の思った通りにはゆきませんでした。

このブログが、たくさんの人に来てもらえるようになったのと、ほぼ時期を同じくして、ブログそのものとは関連性のない残酷な言葉や、わたしへのわるぐちが、たくさん書かれるようになってしまいました。

学長はこう見えて、すごくそういうのに傷つきます。
もしかしたら書き込んだ人は、それもたいせつな意見の一つだと考えているのかもしれないので、いろいろと思う所はありました。

でも、やはり、自分のこころを傷つけるもののことは、いっこくも早く忘れたいので、そういった過激派コメントは、慎んで消さしていただきました、合掌。

ごぞんじのとおり、わたしはプロの書き手ではありません。
だから、記事を投稿するとき、「間違ったことを書いていないか」「誰かを傷つける内容になっていないか」について、クールな目と頭でわたしのかわりに点検してくれる人はいません。

そういった問題に関しては自覚的であるつもりです。
なので、いちど文章を完成させたのち、ときには何日も記事を寝かせたりしたうえで、頭を切り替えてからチェックするようにしています。
しかしそれも、やはり自分ひとりの能力の域を出ません。

だから、きっとまちがってしまうこともあります。
「かってに研究して結論しないでよねっ!学長のアホー!」と、誰かが思うようなこともあるかもしれません。

その点に関しては、たとえブログというライトな媒体を選択しているのであっても、公共のワールド・ワイド・ウェッブに文章を発表している以上、いつも心において活動しているつもりです。

なので、補足的な視点を、まわりのみなさんからもらうことはとてもだいじなことだと思ってきました。

とくに相方関係の研究に関しては、執筆者として中立的な立場を失わないことがとても重要だと思っていますので、公聴者たるみなさんからのコメントをできるだけ掲載したいと思っていました。

ですがやはりこのままでは、建設的な議論ができないばかりでなく、わたし自身の心がふみつぶされてしまうと判断しました。

きょうから、当大学の学生けいじ板はクローズします。

時にはほめ言葉を下さったり、あたらしい考え方や考察の資料を見つけてきてくれたりした学生のみなさんが、マキさんは今でもだいすきです。
だからみなさんの言葉がきけなくなるのはとってもさみしいけど、ごめん。
こころ弱き者、マキさんをゆるしてね。

と、いうわけで、
過激派コメンテーターのみなさま、さようならです。

わたしは、いつでも心を健康にして、好きなことを好きと言い、愛するドラゴンクエストの中から、あたらしい感覚をまっすぐに感じとっていきたいのです。
だからそのために一番たいせつなわたしの「しごと道具」である「心」を、なによりもたいせつにしたいのです。

けいじ板がなくたっていいよ、これからも大学に来るよ、と言ってくれる人たちのために、そしてドラクエがだいすきな自分のために、学長は、当大学を守りたいと思います。

2018年9月10日(Mon)
ドラクエ総合大学 マキ学長 拝






過ぎ去りし時を求めすぎて


いつだったか、とあるフレンドがかきおきメモに「うめぼしおにぎりを選択するようになったら加齢のサイン」ということを書いていたのです。


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フフン、そんなわけないじゃないの、とコンビニではいつも余裕の牛カルビおにぎりをちょいすしていたマキさんでしたが…

瞬く間に時は流れ、最近はもう、うめぼしどころか、具なしの塩おにぎりがいちばん学長の胃腸にやさしくしてくれるよ。

わたしがドラ10をはじめてから5年。
誰がなんといおうと、わたしがそれをどんなに拒もうと、ちゃんとキッカリ、5つのとしをとったのです。

カルビおにぎりを食べたくなくなったおのれの老化をにくんだって、過ぎ去りし若さを求めたって、しようがなかろうもん…。


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本日は発売から1年以上が経過したので、もうそろそろいっちゃえー!と思いまして、ドラ10の大型アプデ日にもかかわらず、ドラゴンクエスト11の感想について語りたいと思いまーす

いいかい、みんな

学長はこれからドラクエ11のストーリーの背骨部分を、1ミリの遠慮もなくせきららに語るからなー!

未プレイの人はブログを閉じて、さっさとドラ10の4.3やってくださいねー!

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それではいきます

満を持して語り…
いや!

もう学長はここにドラ11の感想を書く以上、ぶちぎれるって決めてたんだ!

ほんとうは1年まえからメッチャ怒ってたけど我慢してたんだ

フンガーーー!!!

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ドラゴンクエスト11ー過ぎ去りし時を求めてー。
2017年7月29日(土)、マキさんはいいお年をして発売日に買いました。

ドラ10に慣れ過ぎたせいなのか、オフラインとなった11をやっていると、「ベロニカタソかわいい超天使」とか「ファーリスの土下座w」とか、とりとめない感想をリアルタイムでだれかと言い合えないことの閉そく感が地味につらく感じて、あーやっぱりネトゲ依存になってたんだなわたし、と実感した、というのが第一の感想でしょうか。


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そしてさくさくっとお話はすすみ、一回目の命の大樹にたどりつき、あと一歩で世界を救えそうなところから奈落の底に突き落とされるあの場面を迎えます。

ここまでは、正直に言ってちょっと単調だなあと思いながらやっていました。

しかしそこで訪れた驚天動地!


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世界崩壊後の第二幕は怒涛。

登場人物一人ひとりの過去やパーソナリティを掘り返していくドラマティカルなストーリー群は、どれをとっても感動的でした。

命の大樹であの日、散り散りになってしまった仲間たちを探し出しつつ、彼らを、以前は知らなかった本当の彼らを「発見する」という見せ方。
人物のひとりひとりに濃密なエピソードを与え、プレイヤーが仲間たちをどんどん好きになり感情移入していけるような展開は、本当に素晴らしいと思いました。

とくに巧いな、と思ったのは、日本中のメディアが今、一生懸命「寛容」の仮面を被ろうとしながら、でも本音ではめっちゃ持て余しているのであろう「心のジェンダー」を扱ったエピソード。

これを至極さわやかに、至極ドラクエらしく、愛と笑いあふれる姿で乗り越えたシルビア一家のシナリオが、学長的にはいちばん印象に残っています。


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再会した父がシルビアを怒ったのは、オネエになっていたからではなく志なかばで帰郷したから、という片付け方は見事

シルビアさん、素晴らしかったよ!
おとーさんと仲直りできて、よかったね!
んもうマキちゃんっ、アタシ褒められると弱いのよォ〜、チューしてあげちゃう!


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いや、ええて

イレブンが、過去へ戻ると言う決断をしたことによってはじめて知りえた、仲間たちの過去や痛みがあった。
大目的を果たすために個人の悲しみを置き去りにするのではなく、そのひとつひとつにちゃんと寄り添い、仲間たちの心をも救ってゆくというストーリー、びっくりするほど良かったよぉ、ウワーン!


でもね…
学生諸君、物事に完璧は無い。

これから学長は、本学創設以来はじめてのでっかいカミナリを本ブログ上に落とす。

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がくちょうは おこっている!

なにに?
もちろんドラクエ11に。

ドラクエ11の、ホントに終盤の終盤。
勇者ローシュ一行や、それにつづくロトシリーズにスポットライトが移った途端、ちょっと、矢継ぎ早に、露骨に、
過ぎ去りし時を求めすぎたんじゃないでしょうかに?
マキがくちょは、これはちょっとやりすぎだったんじゃないか?って思うんですよ。

というわけでその内容を2つに分けて語りたいと思います。

怒りであたまに血がのぼっている割には、ちゃんと2つに分けたり順番も考えたりしてさ、マキさんクールでえらいよね★


ではゆくぞ!
フンガーーーっ!


学長はおこっている①
ウラノスさんが凶行を働いた背景をもっと描きこんで欲しかった

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魔王を倒した後、先代勇者を裏切ってころしたウラノスさん

いや、わかりますよ。
「最強の力を求めるあまり、その欲に勝てず仲間すら殺めた」っていう動機自体は、受け容れますよ。

でもちょっとこのあたりの説明、雑だったと思うんだよ。

だってね、ウラノスのしでかしたことは、これまでのドラクエ作品を振り返ってみても、もっとも忌まわしい部類の悪魔の所業なんですよ。

過去作品にだってそりゃあさ、突然仲間やーめた、みたいな人いたよ。
さんざんちからのたねとか命の木の実食べていなくなったアイツとかさー。

でもさー、ウラノスはケタ違いだよ。
だって殺しちゃったんだよ。
それまでずーっとずーっといっしょに旅してきた勇者をだよ。

殺すなら殺すでもいいよ、でも、どうしても殺さなければならなかったウラノスの苦しみとか、そこに至るまでの彼らの関係性とか、そういう物語をもうちょっとていねいに見せて欲しかったんだ。
ドラクエ史上最悪の、あんな凶行を行わせるからにはさ。

それをですよ、たった1シーンの回想アニメで、「あのとき、アタマの中に声がよぎった。ローシュを殺せば力をやると…」
って片付けられてもさ。
そんな簡単になっとくできないじゃんかよう!!!

みなさん納得できましたの?
マキさんがひとりでギャースギャースおこっているだけなの?

これじゃあ、ローシュもウラノスもセニカも、これに起因したいろんな不幸に見舞われた世界もかわいそうじゃん!

ていうか完全に消化不良に陥ったマキさんが超かわいそうじゃん!
ギャーギャーギャーっ!

どうしても世界最強になりたかった、っていうウラノスの気持ちは、「人間としては」わかりますけど。
「シナリオとして」こういう単純な処理をしたのは、わたしは納得いかなかった。

というわけで、マキさんがおこっていることその①でした。


それだけかよ
きっとイレブンくんも「は?それだけ?」っていう顔をしていると思うんだよ



学長はおこっている②

マキさんのカミナリふたつめは、「あんなに駆け足になるなら、ロトシリーズとのつながりを示さなくても良かったのでは?」というポイントに落雷。

正龍

まずはこの方にダメ出しですよ。
聖竜さんとやら。

あーた、あーたね。
アタシ、そのうち闇に染まって竜王になっちゃいそうですぅみたいな、超重大なことをね、そんなサラッと、エンディングの1ページでおっしゃってますけどもねあーた。

なんか、この方に対して私、「ロトシリーズと11を無理やりこじつけるためだけに出てきた」っていう印象しか持てなかったんですよ。
わかります?
学長のこの気持ち。

ドラクエ11が発売されたのは、ドラクエ30周年というたいせつなたいせつなアニバーサリー・イヤー。

それに堀井先生もすぎやま先生も鳥山先生もみんなおじーちゃ…ゴホン、大ベテランの域に入られていて、もうこの先長くな…ゴホン、11を、シリーズの総括的な作品にしたいわよねと。

で、ドラクエの金字塔と言えばやっぱり、ロトシリーズだよねと。

最新作とロトを結び付ければ、長らくゲームから離れていたおとーさん世代にもガバガバ売れちゃってもー、売り上げもウッハウハ、かなり期待できちゃうヨネと。

その気持ちも、いち企業としての目論見も理解しますよ、がくちょーは!

でもね!
でもねなんです!


超名作だったロトシリーズ…。
3で、ギアガの大穴からアレフガルドに落ちたときの、「あ…!ここは…!」って、脳内で1~3がつながった時のあの感動。

それにくらべて、
今回の「ドラクエ11→ロトシリーズ」の雑な繋げっぷり。
マキさんは悲しかったォォ!
…ってことなんです。

こんな雑に結び付けるくらいなら、そういうくだり要らなかったんじゃないか?
とわたしは思ってしまったんですよギャーーース!


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ドラゴンクエスト11の副題「過ぎ去りし時を求めて」にはおそらく、二重三重、いや、もっともっとたくさんの意味が封じられているのでしょう。

それは犠牲になってしまったベロニカへの思いを抱きながらも前進する主人公たちの旅であり、忘却の塔でひとり、亡霊のようにたたずんでいたセニカが魂を取り戻す旅であり、そして家族との確執や過去への後悔に、ひとしれず苦しみ続けてきた仲間たちの解放の旅でもある。

さらに3DS版に限って言えば、ヨッチ族とともに時渡りの迷宮へ潜り、ドラクエ1〜10の世界をめぐる冒険が用意されている。
これもまた、「過ぎ去りしもの」を求めて旅することのひとつなのかもしれない。

個人的には、「過ぎ去りし時を求めて」がもつ多義性は、ここまでで十分だった気がするのですよ。
でも制作陣はこれに加えて、「ドラゴンクエストそのものの歴史を求めて」というテーマを持たせることにこだわった。

それは、ドラクエという長く人気を誇るシリーズだったからこそ可能だった「偉業」なのかもしれないが、それならばそれなりの扱いをしてほしかったとわたしは思う。


すぎさりしときをもとめて

真エンディングにしたってそうだ。
ロトシリーズの回想シーンが出てきたのは理解できる。
でも、それ以降の4~10の回想は11本編との繋がりはまったくないわけで、エンドロールでそれがつぎつぎに映し出されていた時には、唐突過ぎて呆気に取られてしまったのじゃよ、マキさんは。

3DS版は、時渡りの迷宮ですべての過去作品の世界を少しは体験できるからまだいいけど、それすらもないPS4版のエンディングで天空シリーズその他の断片をいきなり見せられても、「???」じゃないかな、って思うんだよ。

ドラクエ11がはじめてのドラクエ、っていう人たちは、完全に置き去りだったのではないのかなあ、ってさあ。


ukiwa

ふーーっ。


この1年余り胸に溜めっぱなしだった、このやるかたなき憤怒。
ようやく本日ブチまけることができて、学長はすっきりですウフフ。

やつあたりにつきあってもらった学生諸君、す、すまんこってす。

いいの…、
これはあくまで、ドラクエ中毒すぎて、ドラクエにいろいろ求めすぎちゃってるマキさん個人の怒りなんだから。

求めすぎるな、ゲームにも、過ぎ去りし過去にも、おにぎりの中身にも。

というわけでわたしも、ドラ10の最新アプデやってきまーす!

今日はめずらしくマキさんおこだったけど、もちろんドラクエ超だいすきだよ!

本日はココまで。マキさんでしたー!


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ドラクエXブログはなぜ盛り上がっているのか


こんばんわ生徒諸君!

ukiwa

ドラクエ総合大学、本日は時事・教養の授業。
学長のマキさんです。



きょうは、わたしも、当大学に通ってくれている皆さんもとってもお世話になっている、ブログランキングについて研究していこうと思います。


無題

このブログランキングにはじつに、130万以上のブログが登録されていて、カテゴリ数は3000以上あるそうです。

んで、わたしも、みなさんも、ふだんはドラクエ10カテゴリのブログしか見ないと思うんですが、この130万のブログたちをぜーんぶランク付けした、総合ランキングというものがじつはあります。



総合ランキングへのリンク

キャプチャ
ほんじつの総合ランキングベスト3

総合第一位はあやしさで群を抜く宗教ブログ。
この教祖?さまの、国語能力を欠いたおかしな日本語は見る者を圧倒します。

ブログタイトルからして
「…エッ!?どこで区切って、なんて呼べばいいの?」と困惑してしまう非常にオツなシロモノ。
我々はついついリンクをクリックしてしまいます。

こうした「モヤット」を視聴者に投げかけ、思わず「読んでみたい」と思わせる、黒い引力。
当大学もブロガーのはしくれとして、教祖様の手法を見習わねばなりますまい。

教祖様のブログは総合ランキング1位でいらっしゃいますので、たくさんの信徒さんからのコメントが溢れておりますが、このうちの何割がマジで、何割がからかい半分なのか、はた目ではよく分からずとても興味深いため、学長はヒマで死にそうなときに見にゆきます。

さて、話をもどします。
総合ランキング表をみてみると、ドラクエ10で現在第一位のホイミソ堂さんが、総合で20位くらいにいます。
ついでちょっと下に、まんまる堂さんの姿も。
さらに順位を追ってみていくと、えるおじさんとかラグナさんとかも出てきます。

ふだん、わたしたち、ドラクエ10カテゴリばっかり見ているので、たまに総合ランキングを見ると、何だかとってもふしぎな気分になってきます。

だって、ドラクエ10以外、ゲームのブログがぜんぜん出てこないんです。

見てのとおり(あやしいものが多いですが)政治系、ねこや犬などのうちのペット可愛いでしょ系、羽生結弦選手を地の果てまで追いかけるユヅヲタ系、それから競馬やFX、株式投資などのお金稼ぎ系がほとんど。

そんななか、われわれのドラ10ブログだけがマジメな顔して「トラシュカ」とか「ももんじゃ浮き輪」とか「キレキレキッシュ」とか言ってる様は、客観的にみて実に浮いておりますので超おもしろいです。

きょうのまきさん
今日の総合ランキングにおけるマキ学長。
ねことジャニーズに挟まれてうきうき。



そんなわけで総合ランキングという視点から見てみると、ゲーム関連のブログがこんなにも盛り上がっているのは、ドラ10だけなんだなあというのがよくわかります。

ほかにも人気のネトゲなんていっぱいあるのにね。
さいきんFF14は、史上最多接続数を記録したなんて話もあるみたいですし。

なのにどうしてドラクエ10ブログ界だけが、こんなに活気があるんでしょうか。
そんなことを今日は学長、考えてみたいと思いました。


1.プレイヤー層の厚さゆえ、いろんな系統のブログがたくさんあって動物園的なたのしさがある


オンラインゲームカテゴリに登録しているブログは1003件、そのうちの実に482件がドラクエ10ブログで、登録数はダントツの第一位です。
197ブログを擁するFF14が第二位、次いで160ブログの艦隊これくしょん。

FF14、艦これのブログをざっと見てみると、最新情報系ブログ以外は、ほぼ「今日はこんなバトルをしましたよ」とか「今日はこの職のレベル上げをしましたよ」などの日記系ブログが占めていることが分かります。

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これに対してドラ10ブログは、攻略・速報系、ゴシップ系から、ドレスアップ特化型、イラストが上手な方の絵ブログ、二次創作や考察系、ひたすらパンツ写真を撮るブログなどなど、ドラ10との関わり方がとってもバラエティに富んでいます。

この、自由闊達なサファリパーク感!は、わたしたちドラ10界が他のブログ界にたいして胸をはってじまんすることのできる、とってもいい雰囲気だとわたしは思っていますよー。



2.ドラクエファンは、寝てもさめても、インしてなくてもドラクエの世界にいたい人が多い

これはね、マキ学長が当大学を運営し始めて、ドラ10ランキングに来てからすごく実感したことです。

さいしょはね、わたし、ドラ10ではなく、「ドラクエシリーズ」カテゴリというのに登録していて、ひっそり、こっそりとこの大学を営んでおったのですよ。
なんか、はずかしかったのでね。えへへ

momonja

ドラ10カテゴリにお引越してきたのは今年の3月なのですが、ビックリしたのは、引っ越したその瞬間、アクセス数のケタが変わったことなんです。

しかもその時、こんなコメントをもらったので学長はさらに驚いたものです。
「見慣れないブログがあったので読みにきました!」って。

このコメントをかいてくれた人は、見慣れないブログにすぐ気がついちゃうくらい、ドラクエ10ブログを読むことが習慣になっているんだな、と思いました。

それから数カ月経って、「こんなブログがあったなんて知りませんでした。おもしろかったのでまた読みに来ますね」といってくれる方がチラホラ増えだしました。

そこでさらにわかったことは、「ブログランキングのサイトをホームとして、たくさんのドラ10ブログを毎日読むことを習慣にしている人」って、かなりの数がいらっしゃるんだな、ということです。

日がな相方文化のことを考えてみたり、冒険日誌のリサーチをしてみたりと、わたしも相当なもんですが、ドラクエ10プレイヤーって、それはもう病的に、本当にドラクエが好きすぎる人が多いんじゃないかと思うんですよ。

寝ても覚めても、ログインしててもしてなくても、いつだってドラクエのこと考えてたら楽しいし、浸っていたい!

なんかこう、ロマンチストさんが多いですよね、ドラクエ10プレイヤーって。
ほかのゲームってもっとこう即物主義的な空気が支配している気がしますよね。

あ、もちろんマキさんは、ロマンチストさんのほうが、すきです。



3.こんなにヒトのリアル、ヒトの闇が垣間見えるブログ界はめずらしい

学長だって、まったくヒトのこといえないアレなブログ書いてる自覚はもちろんあるんですが、ドラ10ブログは、果敢に人の闇をのぞき込みにゆく傾向が強い気がしますね。
ゴシップ系しかり、まとめブログしかり。

こういった系統のサイトに抵抗を感じる人も少なくないとは思いますが、「いやな気分になるかもってわかってても、つい見ちゃう」のがわたしたちです。

人とは、人の闇を覗きたがる生き物。
闇が深いとか、闇を見てしまった…とかよく聞く言葉だけれど、人は、人の闇を見るのがすきなものなんですよね、イヒヒ。

そしてさっき書いたとおり、アストルティア人はロマンチストが多いもんですから、そしてネトゲ慣れしてないフツーの素直な人もたくさんいるもんですから、ますますこの闇が人間らしさ、人間ゆえの愚かしさを帯びて、ゴシップが盛り上がるわけですね。

もちろんわたしのブログも、扱う事柄の性質ゆえ、そのフシが多分にありますが、当大学のオリジナリティとしていきたいテーマをひとことで言い表すなら、「人の闇見てわが闇を知る」という感じでしょうか。

相方制度をはじめとする人間関係のアレやらコレやら…
ネトゲとはいえアストルティアはひとつの社会ですから、この世界では実にいろんな事件が起こり、その原因は人心の闇であることが少なくないと思っています。

ネトゲに潜む、自分自身の中に潜む、そんな
闇の正体をつぶさに知り、闇を飼いならしてうまく付き合いながら、日々エンジョイする方法をいっしょに探していこーよ、っていう感じかな!
キャー学長イカスぅー。

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いずれにしても、読む人にとって読む意味のあるブログでありたいなあと思っています。
だってココ、大学だからね!


 

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学長プロフィール
 
ドラクエだいすきのマキさんが大学を作っちまいました。
ネトゲ恋愛研究家。
幼少期からのドラクエファンで、現ドラクエ10プレイヤーでもある。
もともと好奇心が強いがドラクエのこととなると俄然ハッスルし「無駄、ムラ、無理」の3Mをつらぬく研究活動を行う。
得意科目は歴史、音楽。
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